2007-10-09から1日間の記事一覧

小倉 久女 長崎  市川千年

10月1日の蓼艸さんの杉田久女に関する留書を読み、連句初心の頃「花衣」で花の座をあげて花の句を読んだこと、大岡山にあったユングフラウという、東京工業大学の先生や卒業生の常連が多かったバーのママさんが、戦時中、杉田久女の隣家に住んでいて、客の私…

歌仙「鬼やんま」の巻  村野夏生捌

鬼やんま石の中庭占拠せり(浩司) 砂の波濤に月淡き頃(夏生) 腕内に大き冬瓜抱きゐて(さなえ) 嬰児(やや)の眠りを風が誘ふ(那智) 信用金庫は狼なきの犬二頭(宏) 暗箱写真機笑ひさかさま(敏江) ウ フィヨルドや滴る神に君と汝と(那) リアルト…