2006-07-22から1日間の記事一覧

ああノ会連句、爛柯編集部ー歌仙「音絶えしまま」の巻

音絶えしまま 遅き日や定時退社の影法師 浩 司 猫笑ひゐる春泥の道 夏 生 海氷解くる重き言葉のごとくして 手 留 飛ばす風船しぼみふくらみ 敏 江 じいさんの玉は穴熊月おぼろ 南 天 にゅっとひかりし深葱の白 さなえ ウ 自動車の凍て削ること一時間 浩 別れ…

歌仙行第十章「風交/『朴の花』/連句とは?」(初出「俳句未来同人」平成九年十月号」)

○ 初場所や力漲る大角力 武 翁 男の子生れし朝の薄雪 爛柯人 オートショウ各社苦心の作見せて 翁 七つの海をわたる日の丸 人 随筆を贈られて読む月朧 翁 苺ミルクの好きな御隠居 人 (起三九・一・二〇/三九・八・二〇完「初場所の巻」/オモテ六句) (連句…