2006-07-18から1日間の記事一覧

ああノ会連句、爛柯編集部ー歌仙「ゑげれすいろは」の巻

ゑげれすいろは冬いくたび鏡の我を手なづける 那智 紡錘形の静物の罠 南天 むささびを天井裏に棲まはせて 蓼艸 暴風に乗り児が飛んで行く 手留 ぶっちぎれた月も時折顔を出し 夏生 青蜜柑の皮千切りの朝 宏 ウ 深秋に訪ねむ伊那の俳諧師 浩司 べったら市に富…

歌仙行第九章「獏の屁と…」(初出「俳句未来同人」平成九年八月号)

○相も変らぬ屋根裏の、自分を棚に上げての老俳諧師のつぶたき。まずはお耳を汚すほどのものでもないかも。 ○近ごろの若い娘は、素足(スアシ)を「ナマアシ」と呼ぶそうな。愕然。「素足」という美しい日本語があるのに、何故? ○断絶である。以前もっと驚い…