2006-07-16から1日間の記事一覧
歌仙「東風に死ぬまで」の巻 麦秋やただ一本の滑走路 蓼艸 パナマ帽子が足早に行く 信子 放浪の果冷せいろ啜とよ 手留 大風呂敷を仮畳みする 那智 竹林に今か降りくる月の舟 夏生 虫籠売りの合はぬ勘定 宏 ウ 萩の膕(ひかがみ)ひびく石の橋 浩司 不貞寝二階…
○まずは連句讃。二句の接続が未知の美を創るというのは実に素晴らしい発見だったろうし、連句一巻「同趣を忌む」つまり一巻の中では同じことをしないというのは、一篇の詩を作るための何と美しい決意であったろう。 一句を共有して二つの接続(断片・部分と…