2006-06-27から1日間の記事一覧

爛柯通信その一「天上の花」   村野夏生

○一句はもちろん。 二句行間に生まれる詩を楽しむ。 三句目に転じあり。そして、 メンあり、オリあり、 断片詩つながって、多様性の一小宇宙が成る。「三十六歩、一歩も帰らず」がこの町の通行手形(パスポート)である。 ○対話詩である。 断片詩である。 巡…

歌仙「黄金の房」の巻

娘かおり、博士となる春雨や揺れて博士の黄金(きん)の房 夏生 弥生の瞳満つるよろこび 蓼艸 はだれ野を夕陽一閃切り裂きて 手留 根つき三ツ葉の売れゆきのよき 浩司 薄月を描き足して閂(かんぬき)を差す 那智 ウスバカゲロウ生(あ)るる岸辺に 南天 ウ …